生駒ホイスコーレ2026
―音楽と対話で、自分をひらく 2泊3日―
今回の生駒ホイスコーレのテーマは「音楽」。
デンマークから二人のミュージシャンを迎え、音楽に向き合うとき、私たちの中にいつの間にか生まれているかもしれない“枷(かせ)”を、少しずつ外していく時間を過ごしました。
3つのロッジに分かれての2泊3日。舞台は生駒山麓公園。冬の生駒山麓は、どこか北欧を思わせる凛とした寒さがあります。その寒ささえも体験の一部として味わいながら、音楽とともに、身体と心をひらいていきました。
北欧の雰囲気をより深く感じてもらえるよう、食事のうち2回は奈良フォルケ側で準備。あたたかい料理を囲む時間もまた、大切な学びと対話の場になっていきました。



Day1|からだを通して、音楽に出会う
いよいよ始まった、生駒ホイスコーレ2026。
お天気にも恵まれ、遠くから、そして近くから、参加者のみなさんが元気に集まってくれました。自然豊かな生駒山麓公園。あたたかな日差しの中での屋外ワークショップやティータイムは、それだけで心がほどけていくようです。
Day1 プログラム
・イントロダクション
・Body Percussion & Singing
・シナモンロールでヒュッゲなティータイム
・Folk Dance
・北欧料理の夕食(サーモンのフィッシュスープ、きゅうりのサラダ、ローズマリーパスタ)
・キャンプファイアを囲んでのコンサート
夜は大きな焚き火を囲み、冷えた体をレッドベリースープやホットワインで温めました。音楽をきっかけに生まれる対話は尽きることなく、ロッジに戻ってからも、静かであたたかな時間が続いていました。
その日がお誕生日の方もいて、デンマークと日本、それぞれのバースデーソングでお祝いするひと幕も。文化を越えて、歌で祝福する夜となりました。



Day2|自然と文化、そして共同体へ
寒さはありながらも、2日目も気持ちのよい冬晴れ。
この日からの参加者2名に加え、デンマークからの飛び入りゲストも2名加わり、一気ににぎやかな空気に包まれました。
Day2 プログラム
・朝の会(なぜデンマークのフォルケホイスコーレでは歌うのか?)
・Body Percussion / Singing
・山麓公園の森を歩く散歩
・デンマークと日本の文化交流(ユールヤータ作り)
・極寒BBQと焚き火
森の散歩では、大きな木々が風に揺れてぶつかり合う音に耳を澄ませたり、木の幹にそっとハグして、身体全体で自然の音楽を感じたり。
午後は、北欧のペーパーアートと日本の折り紙を通した文化交流。クリスマスツリーのオーナメントにも使われる「ユールヤータ(クリスマス・ハート)」を、一人ひとりの手でつくりました。
夜は、凍えるような寒さの中でのBBQ。その後は室内に集まり、楽器を交換しながらの演奏会へ。フルート、ティン・ホイッスル、竹のリコーダー、ギター、ウクレレ、ピアニカ、オタマトーン、カホン……。
奈良フォルケ代表・陽子さんも「久しぶり」と言いながらヴァイオリンを手に取り、初めて触れる人も自然と音を鳴らしていきました。上手かどうかではなく、「一緒に音を出す」ことそのものが、hyggeな時間をつくっていきました。



Day3|ふりかえり、日常へ持ち帰る
最終日の朝は、外での朝食から。
スモーブロ(サーモンとニシンのオープンサンド)に、あたたかいオニオンスープ。焚き火で焼きみかんを楽しむ人の姿もありました。
Day3 プログラム
・北欧スタイルの朝食
・自由時間(焚き火)
・朝の会(なぜ日本にフォルケホイスコーレが必要なのか?)
・ユールヤータに入れる「未来の自分への手紙」
・最後のランチ
・Good bye(ハグ)
3日間積み重ねてきたボディパーカッションやダンスの集大成として、みんなで音楽を表現。さらに、津軽三味線の生演奏に合わせて炭坑節を踊るという、贅沢なひとときもありました。
ランチ後も名残惜しさから、自然と片付けを手伝う人が集まり、最後は全員でハグをしてお別れ。



終わりに
カラダごと音楽にふれる三日間を通じて、ダンネルセ(人間性の形成)が静かに進み、自分独りではなく共同体の中で生きる楽しさを見つけてもらえたとしたら、この上ない喜びです。
Tusind Tak!(ありがとう)
デンマークからのミュージシャン
Smilla Herold Ibsen
ロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージック・オーフス在学中。デンマークとスウェーデンの複数のフォルケホイスコーレで学ぶミュージシャン。フルートとヴォーカルを得意とし、エグモント合唱団オーフスの指揮者も務める。
2022年曽爾ホイスコーレ、2026年生駒ホイスコーレ講師。フォルケホイスコーレでの経験をもとに、参加者一人ひとりの自己形成と共同体の喜びを丁寧にサポートする。陶芸と抹茶が好き。
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Robert Dueholm
Robert Dueholm Stenbäck
ロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージック・オーフス在学中。音楽一家に育ち、コペンハーゲン音楽教育高校(MGK)卒業。フリーランスのミュージシャン兼ソングライター。
「楽器は何でも弾ける」その自由さで、音楽を通じた対話の場をつくり出す。2022年曽爾ホイスコーレ、2026年生駒ホイスコーレ講師。日本への深い愛情を持つ。
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